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五十嵐あぐり シノハユ 7巻 感想




シノハユももう7巻です。

7巻なのに、まだ中学生なりたてです。

表紙は高校生の姿なんですけどね。

というわけで、今回の表紙は、杏果ちゃんです。

今更もしくは、やっとかという気もするんですが、それもそのはず、

今回は杏果ちゃんが大活躍です。



中学市大会の次鋒戦からスタートです。

前回は、まさかの閑無敗退から始まった市大会ですが、

次鋒ははやりん

なんかはやりんが出てくると安心感がありますね。

なんか負けるビジョンが見えません。

はやりんの中でも、中学になって心情の変化が顕著に出てきたようですね。

今までは個人戦主体の話だったわけですが、

はやりんも個人では活躍していたから今まで実感できなかった団体というものを

より深く考えるようになったようですね。

はやりん湯町中に来た理由―シノ達と一緒に麻雀を打つため―ということを考えれば、

団体戦への思いが強くなっているのがよくわかります。

そして、やっぱり安定のはやりん


中堅はシノです。

対するは、曖奈ちゃん

曖奈ちゃんといえば、シノ達とユエが打っていた時に出てきた中学生ですね。

重要なのは誰も曖奈ちゃんに勝ち越したことがないということ。

つまり、湯町中はレギュラーのほとんど誰も

勝てなかった(勝ち越しできなかった)ということなんですよね。

湯町中最強クラスのシノを持ってしても、勝てない可能性が高いということです。

とはいえここで怯む訳にはいきません。

はやりんは団体戦による心の強みを得ていましたが、

今度は逆にシノが団体戦による心の弱みを感じています。

それは、点数の重みです。

個人で打っている分では自分だけの点数だったんですが、

団体では自分の点数が次の人にプレッシャーになることも考えると

失っても取り返せばいいという考えが易々とできないんですよね。

ちなみに、もう一人の相手は、二年前の小学生の大会に対戦した河杉さん

咲らしい因縁を感じます。


さて、話は戻って中堅戦。

曖奈ちゃんは相変わらずのぶれない強さを見せますが、

シノも、あれだけ団体のプレッシャーを感じつつも相変わらず楽しそうに打って食い下がります。

二人の一騎打ちに思われところにまさかの河杉さんの役満。もってますね。

しかし、最後は曖奈ちゃんにしてやられてしまいます。

なんか主人公一強というより、やっぱ無名ながらも

勝てない人がいると主人公として引き立つ気がしますね。


ところで、なんかシノ鳥使い呼ばわりされてましたが、

もうみんなそういう認識なんですね(笑



シノは今まで試合で負けても泣いたことがなかったんですが、

団体戦の重みからかついに涙してしまいます。

そんなときはリチャードですよ。シノ頭突きが炸裂します。

何言ってるかわかんないと思いますが、気になったら読んでみてくださいw



そして、副将戦。湯町は、シノ世代以外では唯一の野津部長です。

こうしてみると、やっぱりシノ達はすごいですね。副将以外一年なんですからね。

現状までは、湯町中は一勝のみ。ユエ率いる万原中は二勝。

けっこうやばいです。

と、思ってたらツキがあったのか、2年ブースト(?)なのか勝利をおさめます。

なんかあっさりしてますが、仕方ないですね…


これで、二勝同士最後の大将戦になります。

大将は杏果ちゃん

なんかこの記事冒頭の文章で、ネタバレ感はありますが目をつむりましょう。


今まで小学生のときから閑無達の傍にいたので、

存在感はありましたけれど、麻雀での存在感というのは乏しかったように思えます。

杏果ちゃんのモチベーション的にも今までは個人戦だったから、

自分は一番でなくてもいいやという思いがあったのでしょうが

団体戦だからこそみんなのために一番になりたいと思うようになります。

ここで、杏果ちゃん能力(?)の片鱗が見えてきます。

手が縦に伸びる。

縦ということは対子暗刻ができやすいということです。

しかも、縦に伸びる割にはテンパイ速度が遅くもないという驚異。

簡単に言い換えれば待ちがわかりにくい手を普通の速さでテンパイできるということです。

これはかなりの有利です。

今までも縦には伸びてたんでしょうけど、ここまで貪欲に和了りにいってなかったので

速度がそこまでなかったんでしょうね。

つまり、とにかく和了に向かう杏果ちゃんはかなりの強者になるということですね。


今まではどうしても自分よりも他人(閑無)に対することを考えていたので、

自分自身を顧みるということが疎かになっていたようですね。

自分が一番になることでみんなを一番にできるという状況が

つまり、大将というポジションが彼女を開花させたようですね。


とはいえ、しっかりとオリ時も見極めてオリ切っていますね。

ノリにノッていても閑無のように流れに乗り切るのではなく、

落ち着いて状況を見れるのが強みのようですね。



彼女の開花もあり、勝利数、得点数ともに万原中を破ることができました。

杏果ちゃんが開花することで、閑無自身の心情に活が入ったようで、

閑無のさらなる成長がみえそうですね。

それにしても閑無は成長キャラですね。

最初から強いみたいなかませ感が出ていたんですが、

それ故の精神的な弱さというものが彼女を成長キャラに仕立て上げているんでしょうね。



さて、さらりと流してしまいましたが、

湯町がその後も勝って市大会を優勝で終えます。

勝ったといってもまだ市大会。県大会ではまだ見ぬ強豪が…

もっと強くならくちゃ…

という、往年のスポ根の展開で今巻はおしまいかと思いきや、

最後の最後は杏果ちゃん閑無の因縁が紐解かれそうな布石で終わりです。


実は杏果ちゃんは試合中

杏果「こんなに真剣になったこと―…

あの夏以来かもしれないな…」


というモノローグをしています。

最後に杏果ちゃん閑無を見つけた場所も「あの夏の場所」…

次巻に二人の過去が描かれることを期待しましょう。



今巻は今までの個人戦主体(咲では珍しいというかこれ以外にない)の話だったんですが、

ここから団体戦の重みというのが描かれています。

逆に言えば、団体戦の重みを引き立たせるための

個人戦主体という訳でもあったんではないでしょうか。

個人戦主体を描くことの強みというのは個人の思いや背景を描けるということにあると思います。

団体戦だとどうしても他の人との絆的なことになりますので、

個人の背景の描写というのはなかなか描かれませんからね。

その下地があれば絆的なものもそれぞれの観点から違った見方をすることもできますし、

絆の重みというのも観れるのではないでしょうか。






さて、皆さん気づきましたでしょうか。

この巻、今までシノハユお約束だった日常会というものが存在しません。

なんということでしょう。

リチャードシノの戦い前後で出てくるぐらいです。

これが、本来の咲らしい描写ではあるんですが、

今までのシノハユらしさはかなり好きだったので寂しい思いもします…

まぁでも展開的には仕方ないんですけどね…




あ、あとどうでもいいけど大将戦の小草愛梨ちゃんの目がやばい。




というわけで、今回はシノハユの感想にして珍しい、箇条書き感想になってしまいました。

ではではこのへんで(:3ノシ )ヘ



次は、怜かな?






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